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「手直し工事しない工務店」 について

2年前、家を新築しました。出窓が打ち合わせと異なる出来上がりになったので、工務店に手直しを依頼しました。当初、手直しには応じるとの返事でした。しかし、工事がされないまま、2年が経過してしまいました。先日、電話をしたら、「担当者が会社を辞めてしまった」と言って、適切な返事がありませんでした。どうしたらよいでしょうか。

「内容証明」郵便で要求明確に

電話での要求では、適切な返事がないことも多いようです。そこで、「内容証明」の郵便にして送付するのもひとつの方法だと思います。内容証明の郵便は基本的には普通の手紙を書くのと同じです。後日、どういう内容の手紙を送付したか明確にする制度です。

 ただ、同じ内容の手紙を3通作成(通常はカーボン紙を使用)し、1通は先方へ、1通は質問者の手元に、そして1通は郵便局に保管されます。

 内容証明は縦書きでも横書きでも大丈夫ですが、一枚の紙に書いてよい字数が制限されていて、26行以内で1行26字以内です。すべての郵便局で受け付けているわけではありません。規模の大きい郵便局などに限られます。


 内容証明を出した後も適切な返事がない場合、簡易裁判所に民事調停の申し立てをするのも有効だと思います。調停の申し立てというのは、訴えを起こすのではなく、裁判所という公正な場で先方と話し合いをする制度だと理解してください。調停の申し立ては口頭でもよいことにはなっていますが、通常は文書ですることが多いようです。

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